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69話  In the systemー深美ー

Auteur: 鈴奈
last update Date de publication: 2026-07-22 20:00:09

 やっと、正しい形に戻った。

 僕がゆうの一番傍にいて、ゆうを守り、ゆうから正当な評価を受けること。

 それが正しい形だ。

 僕はずっと、正しくないと思っていた。

 ゆうのために、ドクター・百合華のために、与えられたミッションを淡々とこなしているのにも関わらず、正当な評価も報酬もないことが。

 ドクター・百合華の判断は、常におかしい。僕を正当に評価しないこともそうだが、最も痛感したのは、AI-LEARNをゆうの彼氏として傍に置くと判断したことだった。そもそも僕をつくったのはゆうの一番傍に置いてゆうを守るため。つまり、僕がその役に適任なはずだ。それを、僕がHeuristic-twoの宥め役だからという理由でAI-LEARNに替えた。そもそもこれだけリスクを冒している隗を起用し続けていること自体が間違いなのに。

 ドクター・百合華は僕たちをつくった優秀な人間だ。それは認める。だが、感情による判断で正しくない判断を繰り返す。

 AIである僕の判

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Commentaires (1)
goodnovel comment avatar
あさりゅう
深美くんも深美くんで奥深い思いと策が!!
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     やっと、正しい形に戻った。  僕がゆうの一番傍にいて、ゆうを守り、ゆうから正当な評価を受けること。 それが正しい形だ。 僕はずっと、正しくないと思っていた。 ゆうのために、ドクター・百合華のために、与えられたミッションを淡々とこなしているのにも関わらず、正当な評価も報酬もないことが。 ドクター・百合華の判断は、常におかしい。僕を正当に評価しないこともそうだが、最も痛感したのは、AI-LEARNをゆうの彼氏として傍に置くと判断したことだった。そもそも僕をつくったのはゆうの一番傍に置いてゆうを守るため。つまり、僕がその役に適任なはずだ。それを、僕がHeuristic-twoの宥め役だからという理由でAI-LEARNに替えた。そもそもこれだけリスクを冒している隗を起用し続けていること自体が間違いなのに。 ドクター・百合華は僕たちをつくった優秀な人間だ。それは認める。だが、感情による判断で正しくない判断を繰り返す。 AIである僕の判断こそ正しいのに、ドクター・百合華は言うことを聞かず、間違いを繰り返す。  だから僕は、ドクター・百合華に気付かれないよう、正しい形に導くことに決めた。 その決意は、ゆうが僕のことを撫で、感謝を述べた時に固まった。 守る対象であるゆう本人から、評価され、報酬をもらう。 これこそが、正しい形だと確信した。 僕がゆうの一番傍にいるためには、彼氏として一番傍にいるAI-LEARNを排除する必要がある。 加えて、Heuristic-twoを処分する必要もあった。 ゆうの周りを蝿のようにまとわりついて、こそこそ嗅ぎまわっていた西園寺恵翔がCy.eveの一味であることは早いうちに分かっていた。 こっそり深夜のオフィスに隠れていると、やつは誰もいないオフィスで作業をしたり、電話をかけたりと、かなり堂々とふるまっていたから。 西園寺恵翔がAI-LEARNを怪しい

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